古い品物が眠っているなら要チェック!骨董品オークションについてのポイントなどを紹介します

骨董品オークションを利用して売買するときには、古物商販売許可が必要なのか疑問をお持ちではないでしょうか。
確かにアンティークや美術品などの骨董品は、古物に該当するようにも思えます。
この点仮に骨董品などの品物を売却する趣旨でオークションに出品するために、コツ物小販売許可を取得する必要はありません。
この許可を警察署で取得する必要があるのは、品物を転売するときです。
家の不用品や友人から無償で譲り受けた骨董品などを、出品するのに古物販売許可は必要ないというわけです。
オークションに骨董品を出すことのメリット
骨董品を手放したいときは、オークション制度を採用しているサービスを利用するとメリットがあります。
一般的には買取サービスなどを利用することが多いですが、多数が利用するオークションサービスでは、購入希望者同士が競ることで希望している金額以上の価格で手放せる可能性があります。
1円でも高く手放したいという方にとって最初に検討してほしい選択肢と言えるでしょう。
またサービスサイトによってはオンライン上で取引できるので自宅にいながらにして取引できる、パソコンやスマホで手続きできるため取引が簡単である、落札条件を設定することで希望金額以下で取引する必要がないなどもメリットです。
骨董品を出品する際には注意点もあります。
ますは取引に関するルールを確認する、類似する骨董品の相場を確認して最低落札価格を決める、付属品の有無や保存状態を画像などで説明しておくことが大切です。
出品しても必ず売れるというわけではないため、その場合は最低落札価格を下げるなどの対策が必要になります。
骨董品オークションは少しくらい破損しているものでも出品できる?
少し程度であれば壊れた骨董品であってもオークションに出品することができます。
ただし全体的に見て備品である必要があるため、状態によっては出品できない可能性もることから事前にルールを確認しておく必要があります。
また骨董品を出品する際には、破損箇所を含めた状態や付属品などを明記しなければなりません。
加えてそれらの画像の掲載も義務付けられるため、事前に撮影しておきましょう。
ここで注意しなければならないのが、自分で勝手に修理しないことです。
骨董品の壊れた部分を修復するには専門的な知識が必要であり、素人判断で手を加えると状態が悪化してしまいます。
そのため少しくらい破損した程度の骨董品をオークションに出品するときは、勝手に修理しないようにしてください。
基本的にやっておいてほしいこととして汚れなどを軽く拭き取っておく、落札された際に備えて安全なところに保管しておく、付属品や化粧箱や収納箱などがある場合はそれらもまとめて出品します。
骨董品オークションで人気商品をうまく落札するテクニック
骨董品のオークションでは高値で落札される物が多いです。
人気商品に関しては特にその傾向が強く、その場の勢いで価格が跳ね上がることも珍しくありません。
もし人気商品を狙っていて、予算にあまり余裕がないなら戦略が必要です。
できるだけ価格が吊り上がらないように、うまく立ち回るテクニックを身につけましょう。
それをマスターするにはオークションの本質を理解することが大事です。
途中経過はまったく関係がなく、最終的に最も高い値付けをした人の勝利です。
それは骨董品であっても変わりはなく、途中で焦る必要はありません。
むしろ慌てて参加すると、その分だけ値上がりのスピードは加速してしまいます。
つまり、最後まで状況を見守ることが基本的なテクニックです。
その骨董品への執着を見せるほど、落札を狙うライバルたちを刺激しかねません。
激しい入札合戦になってしまい、歯止めが利かなくなるケースもあるでしょう。
終盤まで腰を見据えて、勝負所で入札することが重要です。
骨董品オークションで売れた場合の手数料はいくらくらい?
骨董品オークションに出品する際にチェックしておいてほしいのが手数料です。
サービスを利用する際に発生する利用料金になっており、サービス会社によって金額に違いがあります。
基本的に利用者や取引件数や金額が多いサービスほど金額も高くなる傾向があり、その分だけ落札率も上がると考えて良いでしょう。
基本的な相場としては競売専門業者によるものだと落札額の10%から15%、骨董市などを利用する場合は落札金額の5%から10%ほどです。
アプリやネット系ではサービス提供会社ごとに違ってくるので事前にルールを確認しなければなりませんが、おおよそ3.8%から10%ほどが相場です。
骨董品をオークションに出品する際には、手数料が発生する場面や内容についてもチェックしておきましょう。
基本的には落札時に取引金額に応じて発生することが多いですが、サービス提供会社によっては出品時に登録料が発生することもあります。
骨董品を出品するときは、各種利用料金について確認しておくと納得の取引にできます。
重い商品は骨董品オークションで売れたらどのようにして発送する?
重い商品が骨董品オークションで売れた場合には、その発送方法に困ってしまうことが少なくありません。
軽いものであれば宅配便やメール便などで送付することができますが、極端に重いものはこれらのサービスでは取り扱っておらず、その方法に苦慮してしまうことも多いものです。
最近では通販などが普及し、様々な運送会社が効率的なサービスを提供している場合が少なくありません。
その中には電化製品など重いものを取り扱っていたり、もしくは高額なものを取り扱うサービスもあるので、これらを利用することも大切です。
骨董品の場合にはその価値も非常に高額となるため、万が一輸送中のトラブルが発生したときに大きな問題となることも多いものです。
そのために保険を適用することができる輸送サービスも存在しているため、このような方法を利用することが必要です。
最近では宅配便の適用範疇も広くなっており、様々なものを送ることができますが、骨董品の場合にはこれらのリスクも考慮し、最適なものを選ぶことが大切です。
絵画などの骨董品でサイン入りでもオークションに出せるのか
芸能人の著作本や色紙など、サイン入りのものは規約などによってオークションへの出品が禁止されていることがあります。
しかし、絵画などの骨董品市場ではそういった制約はほぼないと考えて良いでしょう。
絵画にはほぼ必ず作者のサインが入っています。
これは自分の作品であると証明するためのもので、作品の一部です。
また、価値がある歴史的な骨董品において、作者の氏名が書かれているということは多くありません。
例えば花入れや水差しといった比較的大きいサイズの陶器に作者の名前や流派が刻まれていることはありますが、これは絵画と同様に作品の一部として考えられるためオークションに出品することは可能です。
一方で、こういった骨董品そのものではなく骨董品を収めている箱には作者本人ではなく所有した人や鑑定した人の名前が書かれていることがあります。
これらは比較的近代に書かれたものですが、この場合も虚偽でない限り出品に際して問題になることはありません。
骨董品はオークション出品とリサイクルショップに売るのはどちらが得?
どちらがお得かを簡単に判断することは出来ません。
なぜなら骨董品は同じものがないからです。
しかし、値段のつけ方に違いがあることは覚えておく必要があります。
リサイクルショップの場合、需要と供給で買い取り値が決まってきます。
つまり、多くの人が欲しいと思うような人気の品であれば高く売れますが、そうでない場合は安くなるということです。
店員も骨董品のプロでありませんので、真偽の確認は難しいでしょう。
ネットを参考にして買値が決まります。
オークションの場合は、買い手が欲しいかどうかで値段が決まりますのでリサイクルショップより高く売れるケースもあります。
もちろん、買いたいと思う人が多い方が値段も上がるのは同じと言えるかもしれません。
魅力的でない場合、買い手が見つからない場合もありますし安く買われることもあります。
いずれにしても、どれくらいなら妥当の金額なのかは事前に自分で調べておく必要があります。
自分で納得できる金額で売れることが大事です。
オークションで骨董品のコインや古銭を出品しても良い?
ご自身でオークションへ骨董品のコインや古銭を出品することは可能です。
ネット上、会場形式問わず。
しかし前者の場合、鑑定書がない出品物ならばご自身が何らかの方法で本物であることを証明できなければ、落札者には相手にされることはまずないでしょう。
また値段をいくらにするかご自身で決める必要があります。
さらに陶芸品のような壊れやすい骨董品の場合は、落札者へ宅急便などで簡単に遅れるわけでもありません。
落札者が手元に破損なく届けてくれと言ってきたらそれ相応の対応が必要になります。
仮に落札者が海外居住ならばさらに色々な手続きと手間がかかります。
他方、会場開催形式のところへ持ち込んだ場合、主催者や骨董商が鑑定から落札開始時の価格設定アドバイスもしてくれます。
ただその代わりに主催者へはそれ相応のインセンティブを支払うことになりますが。
どういういった形式でお持ちの骨董品をオークションに出品されるかは、このようなことを秤にかけたうえでのご判断になります。
骨董品をオークションに出すときは丁寧な商品説明をしよう
骨董品をオークションに出す場合には、できるだけ詳細に丁寧な商品説明をすることが重要なポイントです。
しかも内容を簡潔にすることがポイントであり、これを見る人に迅速に理解してもらうことによって正当な評価をしてもらうことができます。
骨董品はそれぞれの人によってその評価が異なるものであるため、様々な特徴を明確に相手に知らせることが大切ですが、古物商等でじっくりと手に取って見ることができる場合とは異なり、激しい競争の中で自分が購入したい場合には次々と値段を示しながら瞬時に正当な評価をしなければなりません。
そのための情報をできるだけ短時間で数多く得ることがこれをより適切なものにするために必要な要素であり、これらの情報が不足していると正しい評価をすることができないものです。
情報が乏しい場合にはせっかく高値で売れるものであるにもかかわらず、多くの人がそのポイントを認識することができないために正当な価格では売却できないと言う事態が発生することも少なくありません。